【健康診断の数値について！】みなさんはそれぞれの基準値、ご存じですか？～PART5～

みなさんこんにちは！

 

本日は、健康診断でよく見かける項目のうち、「血球系検査」についてお話ししていきたいと思います！

長々とお話しをしてきてしまいましたが、本日で最後となります。

ぜひ最後まで、目を通してみてください！

 

 

血球系検査

「血球系検査」は、「血液一般」などとも呼ばれていて、白血球や赤血球といった「血液に含まれる血球成分の数を調べる検査」です

 

赤血球（RBC）

赤血球の数が多すぎれば多血症、少なすぎれば貧血が疑われます。

 

男性

異常…359 (10⁴/μL)以下

要注意…360-399 (10⁴/μL)

基準範囲…400-539 (10⁴/μL)

要注意…540-599 (10⁴/μL)

異常…600 (10⁴/μL)以上

 

女性

異常…329 (10⁴/μL)以下

要注意…330-359( 10⁴/μL)

基準範囲…360-489 (10⁴/μL)

要注意…490-549 (10⁴/μL)

異常…550 (10⁴/μL)

 

 

血色素（Hb）（ヘモグロビン）

減少している場合、鉄欠乏症貧血などが疑われます。

 

男性

異常…11.9 (10⁴/μL)以下

要注意…12.0-13.0 (10⁴/μL)

基準範囲…13.1-26.6 (10⁴/μL)

要注意…16.7-17.9 (10⁴/μL)

異常…18.0 (10⁴/μL)以上

 

女性

異常…10.9(10⁴/μL)以下

要注意…11.0-12.0(10⁴/μL)

基準範囲…12.1-14.6(10⁴/μL)

要注意…14.7-15.9(10⁴/μL)

異常…16.0(10⁴/μL)以上

 

 

ヘマトクリット（Ht）

数値が低ければ鉄欠乏性貧血などが疑われ、高ければ多血症、脱水などが疑われます。

 

男性

異常…35.3(10⁴/μL)以下

要注意…35.4-38.4(10⁴/μL)

基準範囲…38.5-48.9(10⁴/μL)

要注意…49.0-50.9(10⁴/μL)

異常…51.0(10⁴/μL)以上

 

女性

異常…32.3(10⁴/μL)以下

要注意…32.4-35.4(10⁴/μL)

基準範囲…35.5-43.9(10⁴/μL)

要注意…44.0-47.9(10⁴/μL)

異常…48.0(10⁴/μL)以上

 

MCV・MCH・MCHC

MCVは赤血球の体積を表します。

MCHは赤血球に含まれる血色素量を表します。

MCHCは赤血球体積に対する血色素量の割合を示します。

MCVの数値が高いと、ビタミン B12欠乏性貧血、葉酸欠乏性貧血、過剰飲酒が疑われます。

低いと、鉄欠乏性貧血、慢性炎症にともなう貧血が疑われます。

 

白血球（WBC）

数値が高い場合は細菌感染症にかかっているか、炎症、腫瘍の存在が疑われますが、どこの部位で発生しているかはわかりません。

たばこを吸っている人は高値となります。

少ない場合は、ウィルス感染症、薬物アレルギー、再生不良性貧血などが疑われます。

 

異常…2.5(10³/μL)以下

要注意…2.6-3.1(10³/μL)

基準範囲…3.2-8.5(10³/μL)

要注意…8.6-8.9(10³/μL)

異常…9.0(10³/μL)

 

 

血小板数（PLT）

数値が高い場合は血小板血症、鉄欠乏性貧血などが疑われ、低い場合は再生不良性貧血などの骨髄での生産の低下、特発性血小板減少性紫斑病などの体の組織での亢進、肝硬変などの脾臓でのプーリングが考えられます。

 

異常…9.9(10⁴/μL)以下

要注意…10.0～12.9(10⁴/μL)

基準範囲…13.0～34.9(10⁴/μL)

要注意…35.0～39.9(10⁴/μL)

異常…40.0(10⁴/μL)以上

 

 

本日のまとめ

本日は、健康診断でよく見かける項目のうち、血球系検査についてお話ししてきました。

５回にわたってお話ししてきましたが、本日が最後の更新となります。

 

 

それでは、また次回の投稿でお会いしましょう！

 

 

 

 

 

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