【健康診断の数値について!】みなさんはそれぞれの基準値、ご存じですか?~PART2~

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みなさんこんにちは!

 

昨夜に引き続き健康診断でよく見かける項目についてお話ししていきます!

本日から血液検査に関する項目についてお話ししていきたいと思います。

 

 

血液検査

血液検査には、肝臓系検査腎臓系検査脂質系検査糖代謝系検査尿酸検査血球系検査などがあります。

この中でも特に、肝臓系検査についてお話ししていきたいと思います!

 

肝臓系検査

肝臓系検査では、総たんぱくアルブミンAST(GOT)ALT(GPT)γ-GTPALPなどについて調べます。

 

総たんぱく

総たんぱくは、血液中の総たんぱくの量を表しています。

この数値が低い場合は栄養障害やネフローゼ症候群、がんなどの病気が、数値が高い場合は慢性炎症や脱水、多発性骨髄腫などが疑われます。

 

基準範囲…6.5~8.0(g/dL)

要注意…6.0~6.4(g/dL)または8.1~9.0(g/dL)

異常…5.9(g/dL)以下または9.1(g/dL)以上

 

アルブミン

血液中のたんぱくの中で、最も多く含まれているのがアルブミンです。

アルブミンは肝臓で合成されるため、数値が低い場合は肝臓障害の可能性が考えられます。

また、栄養不足やネフローゼ症候群なども疑われます。

 

AST(GOT)とALT(GPT)

AST(GOT)は、心臓、筋肉、肝臓に多く存在する酵素で、ALT(GPT)は肝臓に多く存在する酵素です。

数値が高い場合は急性肝炎、慢性肝炎、アルコール性肝炎、脂肪肝、肝臓がんなどが疑われ、AST(GOT)のみが高い場合は心筋梗塞、筋肉疾患などが疑われます。

 

AST(GOT)

基準範囲…30(U/L)以下

要注意…31~50(U/L)

異常…51(U/L)以上

 

ALT(GPT)

基準範囲…30(U/L)以下

要注意…31~50(U/L)

異常…51(U/L)以上

 

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γ-GTP

γ-GTPは、肝臓や胆道に異常があると血中の数値が上昇します。

数値が高い場合は、アルコール性肝障害、慢性肝炎、胆汁うっ滞、薬剤性肝障害が疑われます。

 

基準範囲…50(U/L)以下

要注意…51~100(U/L)

異常…101(U/L)以上

 

 

ALP

ALP(アルカリホスファターゼ)は、肝臓、腎臓、骨など、様々な臓器に含まれている酵素の事です。

数値が高いと、胆道系の病気のほか、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝臓がん、骨の病気などが疑われます。
また、検査の数時間前に脂肪の多い食事をとると、異常がなくても検査値が高くなることがあります。

基準範囲…100~350(U/L)

 

 

本日のまとめ

さて、本日は昨夜に引き続き健康診断でよく見かける項目のうち、血液検査、特に肝臓系検査について詳しくお話ししてきました。

 

肝臓だけでもこんなにたくさんの項目が存在しているのは、それだけ重要な働きを担っていることの証拠でもあります。

 

また、病気になっても症状が出にくいことから、健康診断などで早期発見を行っていくことがとても重要になります。

この記事が少しでもみなさんの役に立ったら嬉しいです!

ほかの血液検査については、また明日詳しくお話ししていきたいと思います!

 

 

それでは、また次回の投稿でお会いしましょう!

 

 

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