みなさんこんにちは!
本日は普段の内容と違って、少し管理栄養士らしいお話をしたいと思います。
さて、早速ですが、皆さんは1日の適正な塩分摂取量をご存じでしょうか?
日本人の食事摂取基準によると、1日の推奨量は男性で7.5g未満、女性は6.5g未満とされています。
さらに言うと、WHOが推奨している1日の塩分摂取量は5.0g未満とされています。
しかし日本人は、年々塩分摂取量は少なくなってきているとはいえ、厚生労働省の令和元年「国民健康・栄養調査」の結果によると男性10.9g、女性9.3gとなっています。
現状、日本の中での目標と実際の食塩摂取量には大きな乖離が存在しており、さらに日本と世界の塩分摂取量の基準値でも大きな差が生じてしまっているということが現状です。
また、先ほどと同じく令和元年の「国民健康・栄養調査」の結果によると、男女ともに食塩摂取量の平均値が一番高いのは60代で、20代や30代は男女ともに平均値よりも下回っています。
そもそもなぜ日本人は食塩の摂取量がこんなに高いのでしょうか?
私は個人的に、日本に多く存在する調味料が原因なのではないかと思っています。
例えば日本人のソウルフードである味噌汁ですが、平均的に味噌汁1杯あたり塩分は1.2g程度とされています。
1日1杯であれば、そこまで大きい数値ではないかもしれませんが、1日2杯、3杯と飲むと、それだけで女性の推奨量の半分を越してしまうことになります。
そう考えると、若い方が1日の間に2回も3回も味噌汁を飲むことはなかなかないでしょうし、年齢が上がる毎塩分摂取量が増えていくのもわかる気がします。
さらに言うと、年齢が上がるとともに味蕾の数が減少するため、より濃い味付けを好むようになり余計塩分摂取量も増えていくのだと思います。
さて、本日は少しだけ管理栄養士らしいお話をいたしました。
せっかく塩分摂取量についてのお話をしましたので、近いうちにどうやったら塩分摂取量を減らすことができるのかについてもお話ししてい行きたいと思います。
ちなみに、日本人の食事摂取基準については国試にもよく出る部分でもありますので、受験生の皆さんはしっかりと確認していきましょう!
それではみなさん、また次の投稿でお会いしましょう!
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