「栄養士」と「管理栄養士」、似てるけど何が違うの??

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みなさんこんにちは!

本日は、「栄養士」と「管理栄養士」の違いについて、お話ししていきたいと思います。

 

私自身は栄養士であり管理栄養士でもあるためこの2つの違いについてきちんと理解しているつもりではあります。

ですが、そこまで詳しく知らない人からすると、「いったい何が違うの?」と思ってしまうかもしれません。

 

そこで、栄養士と管理栄養士の違いについて、仕事内容や勉強内容、免許証の違いなども踏まえてお話ししていきたいと思います。

 

 

栄養士と管理栄養士の定義!

栄養士と管理栄養士の違いって何だろう??

 

始めに、栄養士と管理栄養士の定義について「栄養士法」から抜粋してお話ししたいと思います。

法律はかなり難しい物言いですが、最後に簡単にまとめてあるのでそちらまで飛んでくださっても結構です。

 

栄養士の定義とは?

栄養士法により、「栄養士」は以下のように定義されています。

『この法律で栄養士とは、都道府県知事の免許を受けて、栄養士の名称を用いて栄養の指導に従事することを業とする者をいう。』(・栄養士法(◆昭和22年12月29日法律第245号) (mhlw.go.jp)より引用)

 

管理栄養士の定義とは?

同じく栄養士法により、「管理栄養士」は以下のように定義されています。

『この法律で管理栄養士とは、厚生労働大臣の免許を受けて、管理栄養士の名称を用いて、傷病者に対する療養のため必要な栄養の指導、個人の身体の状況、栄養状態等に応じた高度の専門的知識及び技術を要する健康の保持増進のための栄養の指導並びに特定多数人に対して継続的に食事を供給する施設における利用者の身体の状況、栄養状態、利用の状況等に応じた特別の配慮を必要とする給食管理及びこれらの施設に対する栄養改善上必要な指導等を行うことを業とする者をいう。』(・栄養士法(◆昭和22年12月29日法律第245号) (mhlw.go.jp)より引用)

 

簡単にまとめると!

何やら難しいことが書かれていますが、簡単に言ってしまうと「栄養士は健康な人への栄養指導ができる」、「管理栄養士は病気の人やけがをしている、栄養管理を必要としている人に栄養指導ができる」といった内容が書かれています。

栄養士よりも管理栄養士のほうが難しいことができるようになる、というわけです。

 

栄養士と管理栄養士の違いって??

栄養指導の対象が違う!

上記の定義からわかる通り、栄養士と管理栄養士では栄養指導の対象が異なります。

 

免許の取得方法が違う!

また、栄養士免許と管理栄養士免許では免許の取得方法も異なります。

 

① 栄養士免許の取得方法

栄養士の免許は、厚生労働省の指定した「栄養士の養成施設」において、2年以上勉強をすることで都道府県知事より与えられます。

 

② 管理栄養士免許の取得方法

一方、管理栄養士の免許は管理栄養士国家試験に合格することで、厚生労働大臣より与えられます。

また、管理栄養士国家試験を受験するためには栄養士であることが前提となるため、「管理栄養士養成施設」に4年間通うか、栄養士養成施設を卒業して栄養士となった後、規定の年数を働かなければなりません。

 

資格手当の違い!

また、就職後は「栄養士手当」や「管理栄養士手当」といった資格手当をもらうことができるのですが、会社によっては栄養士手当がないことがあります。

また、どちらもある場合、管理栄養士手当のほうが金額が高いことが多いです。

 

ここまでで、「栄養士」と「管理栄養士」、2文字しか違いはなくとも実際にはかなりの違いがある、ということが分かっていただけましたか?

 

 

本日のまとめ

 

本日は、栄養士と管理栄養士の違いについてお話ししました。

主な違いは

・仕事の内容
・免許証の取得方法
・資格手当の金額
の3点です。

より専門的な知識を身に着けることができるので、働く気はなくても、管理栄養士免許を取得するとよいことがあるかもしれません。

 

それでは、また次回の投稿でお会いしましょう!

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